秋の江戸の庶民の食卓には欠かせないカボチャ(唐茄子)は、16世紀にポルトガルの難破船が
今の大分県に漂着した積み荷で、ニホンカボチャの直接の先祖ともいうべき作物です。
その当時の外国は唐(今の中国)しか認識が無かったため
外国の茄子みたいな形の野菜として「唐茄子」と呼ばれていました。(関西では「南京」)
甘いものが少なかった江戸時代には、甘さがあって日持ちもする作物は
大変重宝がられて、食事の煮つけから、菓子などにも広く使われておりました。
当店では朝食の江戸御菜(えどおかず)として、煮つけにしてお出しいたします。