江戸時代には大根、白米、豆腐が「江戸三白」と呼ばれ、庶民に親しまれていました。中でも大根は、冬の貴重な栄養源としてさまざまな料理に活用され、料理本も出版されるほどでした。
11月の「江戸御菜(おかず)」は、そんな大根を使った料理をお出しいたします。
煮物にした大根に青海苔を和えた、磯の香りが嬉しい「大根煮青海苔和え」です。
海が近かった江戸では、海苔の養殖も盛んで、その中でも青海苔は香り立ちが鮮烈だったため、高級品として板海苔に混ぜた「青混ぜ」という商品ができたほどでした。
そうした香りを楽しめる大根料理をご提供いたします。