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今月のフロント装飾は、満月が光り輝く「十五夜」がテーマです。
十五夜とは、秋の澄んだ夜空にうかぶ美しい満月をながめながら、季節のめぐみや自然の恵みに感謝する、日本の伝統的な行事です。🌕
昔の暦(旧暦)では、毎月15日ごろにまんまるのお月さまが見られることが多く、その夜を「十五夜」と呼んで親しまれてきました。現在のカレンダーでは、十五夜はだいたい9月中旬から10月はじめごろにあたります。
この日には、ふっくらとした白いお月見団子や、稲穂の代わりとされるススキをおそなえして、月を見上げながら、秋の収穫や家族のしあわせを祈ります。まんまるのお団子は、満月のかたちを表しているのです。🌾
昔の人たちは、夜空にぽっかりと浮かぶ月を見ながら、うさぎが餅をついている姿を思い描いたり、遠くの親しい人に思いをはせたりしたそうです。🐇🌕
そんな風に、十五夜はただ月を見るだけでなく、心を落ち着けたり、大切なものに感謝したりする、あたたかい時間でもあります。
どうか皆さまの心にも、やさしいお月さまの光がそっと届きますように。🌟